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カバラの改革者 イサク・ルリア

ひとりひとりのユダヤ人、その結実がメシアであるという解釈です。
ユダヤ人を『世界救済の主人公』にしたルリアのカバラ解釈は、ユダヤ民衆の人気を博し、彼らの間に急速に広まりました。これは、ユダヤ人の信奉という行為自体がメシアとなった、メシアなきメシアニズムです。メシアとは、無数の小メシアたちによる努力の結果、だとしたのです。しかし、ルリアは、ユダヤ人ひとりひとりこそがメシアの出現を準備するいわば小さなメシアだとしたのです。それまでのメシア像では、人びとの努力とは関係なく降臨する人物と考えられていました。ルリアは「メシアの出現」をユダヤ人の神秘的?宗教的努力と関係づけました。もちろん、ルリア以外に沢山の人物、沢山の魔術師、沢山の隠れカトリックとなったユダヤ人(マラノ)がいるのですが、そうした内容については、ここではとりあえず触れないことにいたします。ルリアについて書かなければならなかったのは、このカバラに対してのルリアの思惟的なアプローチが、後のユダヤ教に影響をあたえているからなのです。ユダヤ人が、この「修繕」を成しおしんDVD遂げたとき、メシアが現れてイスラエルの王になる、というものです。そしてアダムは、これを「修繕」する目的で創られたが、エデンの園での陥罪により悪の領域に落ちたため「トーラー」の戒律を守ることにより、この状態を「修繕」していくのだ、という思惟です。彼の解釈では、セフィロト世界は完成されたものではなく、天地創造の時点から不完全であったのだ、とします。ところが、イサク?ルリアという人物が、それまでのカバラを一変させてしまう新しい解釈をカバラに持ち込んだのです。カバラは「ゾハール」という書において、一応の集大成をみたと1500年頃までは考えられていました。彼は輪廻転生やグノーシス(キリスト教の教義から見ると明らかな異端思惟です)を好んだ人物です。いきなりですが、イサク?ルリア(1534-72)について書きます。カバラについては、最小限の内容についてだけ書いておきます。僕はクリスチャンであるため、個人的にどうしてもカバラ思惟というものが受け入れ難いものではあります。悪魔的な匂いを、そこに感じるからです。いくつかの書籍を調べていましたが、カバラの歴史はかなり古い、ということはわかりました。そろそろカバラについて書かなければならないでしょう。

投稿者 rolay 12:42 | コメント(0)| トラックバック(0)
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